パーティーで正装の指示がある場合は、正装していかなければいけませんが、特に指示のない場合は、 清潔でサッパリした動きやすい服装であればよいでしょう。女性の場合、タイトスカートは避けましょう。 靴はゴムやビニール底のものは滑りがよくないので、避けましょう。鋲(びょう)の打っていない皮底のものがよいでしょう。
男性側の視点から見ると、まず目に入るのが女性の顔や髪の毛です。とりわけ目立つ部分ですので清潔にしましょう。
また、女性は気を配る人が多いのですが、男性も盲点になりがちです。いくら素晴らしい衣装や踊りができても、不潔では元も子もありません。
男女のペアが一体となって踊りますので、口臭には細心の注意を払いましょう。とても不快な思いをしますし、せっかくのムードが台無しになります。また、タバコ・お酒にも注意しましょう。
自分では「すごくいい香りを発している」と思って多めにつけたり、「気にいっている香水なので多めにしよう」などと、 「香り」ではなく強烈な「におい」に なってしまってしまうことがあります。人それぞれ香りの好みもありますし、嫌いな臭いだと、耐え難い苦痛を感じますので注意しましょう。
男性から「お願いします」と申し込まれたら、女性側は心よく応じるのがエチケットですが、必ず踊らなければならないということはありません。 気が向かなければ、断っても構いません。
せっかく声をかけてくれた男性に対して、女性はむげに断ることはやめましょう。男性を傷つけないように、 「疲れましたので、休ませてください」などと丁寧にお断りしましょう。つまり、相手への思いやる気持ちが重要です。相手を思いやる気持ち、これはダンスをする人の基本事項です。
踊っている間に、用事を思い出して中断したり、故意に途中でやめたりする人がいます。どうしてもしょうがない理由は別ですが、
ダンスは最後まで踊るのが原則です。
お互いに不愉快な思いをしないためにも、曲が終わるまで踊りをやめないことが大切です。
演奏中に、歩いてフロアの真ん中を横切ったりする人がいます。どうしても反対側に行きたい人は、フロアの外をまわって移動しましょう。 特に混雑するホールでは、ダンスのムードを壊すばかりでなく、迷惑もかけてしまいます。
同伴でパーティーに出席するときは、最初と最後の曲は同伴したパートナーと踊りましょう。 せっかく同伴しているのですし、相手に対する気持ちの表れにもなるでしょう。最後に一緒に踊って、一緒に帰る。素敵ですね。
同伴で踊る場合は別ですが、たいていの男性・女性はたくさんの人と踊って、様々な踊りを堪能したいと思っている人が多いです。 それによって自分の踊りの幅もでてきますし、上達の道でもあります。 こちらがいくら「いいパートナーだ!」と思っていつまでも踊り続けるのは注意するべきでしょう。 適当な時期を見計らって、中止したり、休んだりするのが適切でしょう。これも相手への思いやりです。
広いフロアで、組数が少なければ問題はないのですが、狭いフロアやパーティーなどでたいへん混雑するときがあります。 そんなときに相手のパートナーや、他の組のことを考えずに踊るのはよくありません。 ぶつかってしまったり、相手を怪我させてしまったりします。リードする男性側が視野を広げて、他の組の踊り方や方向を予測しながら踊ることが重要です。